初めてのペット

私が初めてペットと一緒に暮らしたのは、私が幼稚園の頃でした。中型犬の雑種の白い犬で名前をボビーと言いました。

今ではよくある名前ですが、当時のペットの名前にしてはオシャレな部類だったでしょうか。とてもおとなしい犬で私の面倒をよく見てくれていました。私は一人っ子だったので彼が兄弟のようでした。

今だからそう思えるのですが、当時幼稚園の私は面倒を見ているのは自分だと思っていました。中型犬の犬は座っても、幼稚園の頃の私の身長と大差がありません。小さな私が小さな手でチーズをちぎり、犬のオヤツとしてあげていたのですが、母や父に言わせると本当に小さな欠片だったようで、たったそれだけをもらうのに長々とお座りをさせられじっと我慢させられていた犬は大変だったことでしょう。

犬は家の中でボスは誰、自分の順位はここと序列を作り、それに従うと聞いたことがあります。大体家長が一番のボスで、2番目は散歩や餌をくれる人、となるらしく、通常小学校就学前の子供は犬よりも下なのだそうです。家長である父や自分の立場より上の母に、私に吠えたり噛んだりしないようにしつけられていたからでしょう。序列の下のチビ相手に本当に辛抱強い犬でした。

ある日は与えたはずの餌をネズミが食べていたのですが、それを追い払うのでもなくじっと見ていたということです。とにかく優しい犬でした。だから今まで私は犬が怖いと思ったことがありません。優しい犬と一緒にたくさん思い出を作れたからだと思います。その犬は随分前にお別れしましたが、今は新しいペットの猫と暮らしています。ペットは家族です。